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2.歯周病

更新日時:2016.01.15

02-01  近年、ワンちゃん、ネコちゃん達の食生活がすごく変化し、それに伴い歯周病が多くみられるようになりました。
 歯周病は口腔歯科の中では最も多い疾患で、3歳以上の犬や猫の約80%は歯周病といわれております。 理由は食餌内容(歯に付着しやすい食事の影響)やストレスとの関連の他に寿命が延びた事などもあげられます。 特に軟らかいフードを与えていると、咬む回数が減るため、歯垢・歯石が付着しやすくなるといわれております。 また小型犬は大型犬よりも歯のすき間が狭く、歯垢がたまりやすいので歯周病の発生する確率が高くなります。

「うちの子、愛嬌が良く、かわいくて、なめにきてくれるのはうれしいけど、歯が汚れてて口が臭くて・・」なんてありませんか? ヒトと同じように毎日歯磨きができればよいですが、なかなかそうはさせてくれません。 放っておくと歯石が徐々に増え、そこは細菌の巣窟となりますので歯周病を引き起こし、飼い主様にとっても衛生上好ましくありません。

どんな事が起きる?
歯垢が付着すると犬では3~5日、猫では1週間ぐらいで歯石に変化します。 歯垢・歯石中の細菌が増えて、それが歯肉に接すると歯肉炎を引き起こし、さらに進行すると歯の根元の歯周組織にまで炎症が拡がり歯周炎となります。

歯肉の赤み・腫れ、出血、口臭、よだれ、歯の動揺(グラグラゆれること)、痛みによる食欲不振などの症状がみられ、 さらに進行すると、鼻水、くしゃみ、顔の腫れなどもみられることがあります。

歯石が気になってきたら・・?
 その時は、麻酔下での的確な歯石除去をおすすめします。 よく、「歯の表面の歯石だけをおおまかに取れれば良い」と言われる方がいらっしゃいますが、それは大きな間違いです。 一番大事なのは、歯と歯グキのすき間に入った歯垢・歯石もきれいに除去することが大事で、 表面の歯石だけでは、そのすき間の汚れから結局、歯周病を悪化させてしまうからです。 また、無麻酔下で無理にやろうとすると痛みのストレスがトラウマになったり、最悪アゴの骨を骨折してしまう可能性がありますのでおすすめできません。

歯石除去したいけど、麻酔が心配・・
 「麻酔が心配で、様子みてたらこんなにひどくなっちゃった・・。結局、年もとってしまって、今から麻酔をかけるのは・・。」
そうなる前に少しでも若く、早い段階でやっておく事を是非おすすめします。もしそうなってもあきらめないでまずはご相談ください。 歯石除去を行うには必ず麻酔をかけないといけません。当院では必ず事前に身体検査や必要に応じて血液検査を行い、 麻酔が行えるかどうかチェックし、体の状態に応じて麻酔薬などを選択します。ここ最近は体への負担が少ない麻酔薬も開発されており、 当院でも積極的に使用しております。

 歯が汚れて口臭が気になっている方、歯石除去をするかどうか悩んでおられる方、まずはお気軽にご相談を。 その子その子に合った方法を探りながら行っていきますので、是非おまかせください。

<実際にあったケース>

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歯が見えないぐらい歯石が重度に付着し、歯肉炎・歯肉の退行、 グラグラした歯も数本みられ、かなりひどい状況でした。

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超音波スケーラーにて歯石除去を行い、グラグラした歯は必要性に応じて抜歯を行いました。 その抜いた歯の穴の奥を重点的に口腔内を洗浄消毒し、抗菌作用のある薬を歯と歯グキのすき間や抜歯窩などに注入し、治療を終えました。

高齢でしたが、事前の身体検査などもふまえ麻酔計画を立て、処置中は安定した状況で処置することができ、麻酔からの覚醒も早く、良好でした。

  その他の子達のケース(左側が処置前、右側が処置後です)

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